これは金融の世界に生きる人間にとって多くの者が気にかけているテーマであろう。

だが私の考えは結論から先に言えば楽観的である。

相場で我々が利益を上げるために必要な条件は主に以下の3つが存在している事である。

(1)流動性

(2)トレンド

(3)ボラティリティ

膨大なデータをもとにディープラーニングによって自ら学習し成長する人工知能は人間の最大の弱点とも言える感情さえ持たず、競争相手としては確かに手強いイメージを抱きがちだが、あくまでも機械は機械であり人の道具である。その裏側に存在するのは人間であり、結局は人間と人間の戦いであることを忘れてはならない。

金融取引における人工知能にもおそらく様々なタイプに枝分かれして、人間と同じように人工知能にも個性(多様性)が存在していくというのが私の未来のこの分野に関するイメージである。

全ての人工知能が同じ取引手法をとるようになるとは考えにくく、その裏側にいる人間の意に沿うように学習し成長して、そのトレード手法も様々であり、そこには個性が存在しているはずである。

だとすれば上記にあげた3つの条件である流動性、トレンド、ボラティリティは未来の金融市場にも存在するはずであり、人間トレーダーが未来の金融市場においても利益をあげることは現代と何ら変わることなく可能であると考える。

むしろAIトレーダーが創り出す相場のトレンドに上手く乗っかって、今よりも分かりやすく簡単になるかもしれないとさえ考えてもいる。

つまり人工知能が人間を超えるか?というよりは、どこまでいっても結局は人間と人間の戦い(ゲーム)であることに変わりはないということであり、重要なのは時代の変化に上手く対応できるかどうかだと思う次第である。